長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

中国の友人からのコメント

 昨日のブログに記した『日本の頭脳の流出』を読んで中国に渡った友人がコメントを寄せてくれた。(詳しくは以下小宮氏のコメント参照)
 確かに日本の高度経済成長を支えてきたのは団塊の世代といわれる方々であり、彼らは非常に勤勉に働き日本を支えてくれた。
 仕事や技術を支える根幹には目に見えない部分がとても大切である事は以前から記しているところだ。
 目に見えない部分、その根幹には日本人としての勤勉さと、力を合わせてひとつのことを成し遂げるチームワーク、そして『恥の文化』と言えばよいのだろうか日本人の『正しい事を良しとし、正しく無い事を恥』とする、武士道の精神がそれを支えたと思っている。
 私は確かに中国の経済成長は脅威だと今でも感じている。小宮氏のコメントは正にその根幹となる目に見えない部分がまだ中国企業には足りない事を教えてくれている。
 しかし、これからの問題は日本が常にその先を行く事ができるかなのである。
 その為には教育が非常に重要だ。中国も一部の若者が非常に高い教育を受け彼らが将来の中国を正しく導く力になって行くだろう。
 過日、ドイツへ出張した際、飛行機の中で知り合った神戸大学の教授が『今の若者はまったく海外に出ようとしない。もっと海外の文化に触れ、成長して欲しい』と語っていた事を思い出す。
 先ずは、教育に力を注ぐ事。親の経済環境に左右されず、学びたいと思っている優秀な人材に学ぶ機会を与える事ができるようにする事が大切だと思う。そして何よりも『正しい事を正しく行う』という価値観を大人自身が意識高く持つことが大切なのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ