長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

変わらない為には変わらなければならない

 変わる事や変える事は面倒なものだ。特にルーチンワーク化した仕事はその代表だろう。しかし、変える為には何故そうするのかという部分を理解する必要がある。
 私たちの企業でも簡単な事が変えられない。ある部門の部門長に朝礼の改善を指示してひと月近く経つのだが、全く変わっていない。
 変わったのはホワイトボードが増えた事とそのホワイトボードの前で朝礼をするようになった事だ。すなわち場所が変わっただけで内容は一向に変わらない。
 何故変える必要があるのかという事をもう一度説明する必要があるのかもしれない。製造ではQ(品質)、C(コスト)、D(デリバリー、工程)、S(安全)という視点が必ず必要になってくる。
 その視点で朝礼を進めれば現状の整理がつくはずだ。その為にはグループリーダーは前日の作用終了時に問題点を把握し、朝礼までにまとめておく必要がある。
 流れに任せた仕事のやり方では内在しているハザードを察知す事が出来ない。常にこれで良いのかという問題意識と、マネージャーはその問題に対して素早く反応し指示を出す必要がある。
 工学の世界でも静止状態から物を動かす場合の摩擦力と、動いている場合の摩擦力は同じ物体でも静止状態から動かす場合の方がより大きな力が必要になる。しかし、動いてしまえば小さな力で動く、何事も動かすまでが大変なのである。
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