長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

どうやって行うか考える

 何事において、出来ないと考える基準は何処にあるのだろうか。特に経営陣の思考パターンに求められるのはどうやって行うかを常に考える事だ。
 殆どの人は多忙になればなるほど視野が狭くなる傾向にある。それは目の前にある仕事を実行する為には集中する必要があるからだ。
 担当者ベースなら『忙しいので・・』という言い訳は通用するが経営陣にはその言い訳は通用しない。どうやればできるか・・・その為には組織から考える必要があるかもしれない。それなら考えればよいのだ。
 すなわち『どうやればできるか』という思考は大局的にものを考え、成長する為の機会なのである。しかし、『忙しいので出来ない』という結論を出すとそこから先の成長は無くなってしまう。
 人間の力は無限だ。全力を出す事が出来る環境が与えられている事がどれだけ素晴らしい事か考えてみればわかるだろう。
 今日名古屋から返ってくる車の中で事務局長と友人の北川社長の話になった。
 彼はBMWを販売している。BMWアウトバーンを時速200km/hで巡航する事を前提に設計されているからエンジン、シャシ性能、ブレーキ等全てにおいてグレードが高い。そんな車を日本の時速100km/hでしか走る事が出来ない環境で使うのはかわいそうだ。たまには力を発揮させてやりたい・・とつぶやいていたそうだ。
 私も同感である。
 その人間が持っている実力以下の軽い負荷の仕事を与え続ける事は、人の成長を妨げる。実力以上の負荷を与えるからこそ人は成長するのである。
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