長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

こんな事は起こっていないか

 私たちは今年度から『土壌経営』に取り組んでいる。見えない根っこを育てる事によって幹や枝葉が育ち大きな結果に繋がるという考え方である。
 すなわち、目に見えにくい部分に目を向け、当たり前のことを当たり前以上の情熱を懸けて行う事に価値観を置き全社で取り組んでいる。
 この部分は会社の外からは見えにくいもので内部に入ってやっと見えてくる。また、このような事はなかなか外に向けて発信する事も出来ないので、会社の内部で解決しようと努力している事が少なくない。
 最近、知人の会社経営者や学校経営者と話をする際に、機会があれば土壌経営の事を話す様にしている。そして、こんな事が会社の中で起こっていないか尋ねると殆どの経営者が大きく頷くのである。
 1.挨拶が出来ているか(答礼も含めて)
 2.落ちているゴミが放置されていないか
 3.洗面所が汚れていても汚れたままになっていないか、またタオルが汚れたままになっていないか
 4.灰皿が煙草の灰で一杯になっていないか
 5.花瓶に生けた花が枯れたままになっていないか
 6.コピーの用紙が切れたまま放置されていないか
 7.コピーの設定を使った後元に戻しているか
 8.自分の仕事だけしていれば良いという風潮がないか
 9.困っている人に声をかけ何か手伝うことがないか尋ねているか
 10.何かを行おうとした時、一部の人だけが行っていないか
 11.指示をすると指示をした事だけ行っていないか
 12.仕事も出来ないのに文句ばかり言っていないか(こんな人ほど声が大きい)
 挙げればきりがないが比較的この様な事が見逃されている場合が多い。しかし、実は一番大切な事であり、この当たり前のことが出来ない限りその上に大きなものを積み上げる事は出来ないのである。
 そしてこれらの当たり前の行動の根っこにあるものは『想いやり』であり、この部分が欠落した社会は崩壊に向かって突き進む事は間違いないと私たちは考えている。
 先ずは全ての組織でこの部分に目を向け改善していくことがとても重要だと思う。社会は全て繋がっており社会全体で取り組む必要があるのではないだろうか。さて、皆さんはどうお考えだろうか。
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