行政にしかできない事

　今日の金沢ロータリークラブの例会は何時になく参加者が多かった。臨時総会が開かれた事と卓話が谷本石川県知事だった事も理由に挙げられるのではないかと思う。
　したがって会場の座席の数が足りなくなってしまい、例会前に混乱をきたしてしまった。
　昨年度までSAA（会場監督官）をやっていた関係上フォローに入ったが、会員の皆様にご迷惑をお掛けすることになってしまった。
　しっかりと引き継ぎをしておかなかった事を後悔した。やはり、他人事ではなく自分の事として物事をとらえる事の大切さを痛感した。
　谷本知事は県政や大企業の誘致の事など現在具体的行っている事案をお話してくださった。行政の仕事は多岐にわたるが、私は小さな事でも民間にできない事をやって頂きたいと常々思っている。
　民間ならば事業を行う場合、費用対効果という言葉が付いて回る。それは行政においても同じ事だが、行政がすべてにおいてその物差しで政を行うと、小さな単位でその恩恵を受けている県民が切り捨てられることになる。
　その末端の目に届きにくいところに目を向け、それを大切にする事が政治の大切な役割だと私は思う。皆の目に触れやすい大きな事より、目に触れにくい小さな事が出来て初めて本当の祭り事だと私は信じている。