長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

中途半端は生き残れない


 つい先日、家の近所に大手スーパーマーケットが開業した。実は私の住んでいる地域はスーパーマーケットの激戦区であり半径1km以内にスーパーマーケットが四つもあった。
 その中の一つは昨年廃業したが、まだ三つのスーパーがしのぎを削っている。
 PTAの役員をお引き受けしている関係上、女性のご意見を耳にする事が少なくなく、聞き耳を立てていると『Aというスーパーは野菜は良くないけれどお肉は良いね』『Bというスーパーはこだわりの野菜が良いと思う』『Cは無難なものしか置いてないから・・』と言った具合で情報交換をしている。
 女性は良く見ていると思う。また、とても視点が鋭いと感じた。食材は安いものは買っても悪いものは決して買わない。そして、『ちょっとこだわりの・・』という物に敏感だと思った。
 これからはスーパーマーケットだけではなく、企業においても中途半端な製品構成や戦略では生き残れない。先ずは、自らの企業が社会から何を求められているか再認識し、その実現の為にターゲットを絞り込む必要がある。 
 当たり障りのない万人向けの商品構成のスーパーマーケットではなく、野菜なら絶対に他には負けないという様なカテゴリーをブラッシュアップする事が大切だ。すなわち選択し集中するのである。
 私たちの企業が社会的に求められている事は何なのか、それを実現するための行動がなされているかを常にチェックし、方向性にぶれが生じているなら即座に修正しなくてはならない。
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