長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

正しい事を正しく行う


 今日、取引先銀行の専務さんが弊社を訪問された。表敬訪問とのことだったがわざわざ起しになって頂いた事に非常に恐縮した。
 弊社の会議室には毎年新年式に社員の皆さんに書いてもらう書初め掲示してある。
 専務さんはそれに目を留め、毎年書かれているのかと、尋ねられた。
 この三年ほど前からだが年の初めに書初めをしようという当時の総務課長の提案で始めたものだ。
 私は座右の銘でもある『正しい事を正しく行う』と記した。とてもシンプルな価値観だが行うことは難しい。
 私は経験豊富な経営者ではない。だから経営判断に迷うことは多々あるのだ。しかし、経営者である以上は最後は自らが判断しなくてはならない。
 そんな時その価値判断基準になるのはこの『正しい事を正しく行う』という価値観だ。これまでも食品偽装など幾つかの企業が問題を起したことは記憶に新しい。
 その殆どが『正しいか否か』では無く『損得』『好き嫌い』に価値判断基準を置いていた様に思うのである。
 『損得』の価値判断でもその場を繕う事はできるが後に大きな代償を支払わなくてはならなくなるのは、歴史が証明している。
 この価値判断基準は『言うは易く、行うは難し』である。子ども達には難しいかも知れないが、子ども達に語りかける機会がある毎にこの言葉を送っている。
 たぶん、本当に理解できるのはかなり先のことかもしれないが頭のどこかに残っていてくれればと願っている。
 今年も残すところ後数日である。来年のことを言えば鬼が笑うかも知れないが、来年の書初めはなんと書こうかと思案中である・
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