長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

能登路と波の花

 金沢では大したことがなかった雪も能登に近づくにつれ段々と増えていった。能登有料道路の別所岳付近では積雪もピークに達していた。
 今日は新年のご挨拶に能登路を一巡した。昨年も6日に一人でご挨拶に周ったが、今年は年末のご挨拶に引き続き、防災事業部長にも同行してもらった。
 今日の能登路は風が強く、荒れた海が岩場二に叩きつけられて出来る波の花が珠洲市から輪島市にかけての海岸線のふわふわと漂っていた。
 冬の外浦(能登半島の外側)でしか見ることが出来ない冬の風物詩である。
 途中、昨日輪島市で発生した炎上火災の現場の前を通り過ぎた。丁度、現場調査を行なっていたのだろう、輪島消防署の調査車両が二台現場の前に停車していた。
 防災事業部長は元消防官であり、自分の現場での経験を道すがら話してくれた。今では火災現場に遭遇する事は地方都市では少なくなってきた。
 したがって発生した火災現場の研究がとても大切だと話してくれた。どの水利に部所したのか、中継体系はどうだったのか、どの方向からどの様に防御したのかなど、その火災を研究、検討する事で次の事案に対処する事ができる。大変だった、疲れたで終わってはならないと言っていた。
 これは、企業でも同じだ。問題が起きた時、対処して乗り切ることは大切だが、結果だけを見るのではなく、何故その問題が発生したのか、それをどの様に対処したのか等、そのプロセスを視える化する事で情報を全体で共有し、今後に生かすことが出来る。
 失敗や問題は成長の機会なのである。
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