長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

真のやさしさ

 叱る事は誰もが行いたくない事のひとつだ。しかし、真のやさしさとは叱る事が出来る事だと私は思っている。
 今日の世の中の風潮は叱る事をせずに相手の行いを理解したように調子を合わせて軽く受け流してしまう事が少なくない。
 これは企業でも家庭でも、見受けられるようだ。特に企業では叱らなければならない場面で、見て見ぬふりをしてしまうと社会人としての常識や企業人として大切な部分が育たない。結局、本人が成長する機会を摘んでしまうことになるのだ。
 家庭では、どの家庭でも子供を叱る場面は少なくないと思う。私は基本的に細かい事は言わないが、約束やルールを守らなかった時は特に厳しく叱る。
 何をしたかではなく、約束やルールを守る事の大切さを伝えたいと思っている。特に家庭での約束やルールはないがしろになりやすい。
 妥協すれば大切な部分が育たなくなるのだ。
 社会へ出れば理由によっては約束やルールを守らなくても許されるという事などありえない。良い習慣は毎日の生活の中で育まれるのである。
 この大切な役割を担う人が企業でも家庭でもうるさい人と言われたのかも知れない。でも、このうるさい人が私たちの将来を見つめてくれる真の優しさを持った人だと私は思う。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ