長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

良く考えてみよう

 私たちの仕事はお客様のご要望に合わせて消防自動車を艤装し、お客様の望まれている以上のサービスを提供する事である。特別な場合を除いて殆どの場合、受注者は私たち自らだ。
 消防自動車に使用されるシャシ(消防車用のベース車)は各シャシメーカーから購入し、消防自動車に仕上げて行く事は皆さん周知の事実だと思う。
 しかし、往々にして消防シャシ等にトラブルが生じると、これはシャシメーカーの責任だといい、全ての処理をシャシメーカーに任せてしまう傾向が少なくないようだ。
 私たちはここに大きな間違いがある事に気づかなくてはならない。確かにトラブルの改修はシャシメーカーの責任において行う事が正しいが、そのインターフェイスは私たちが責任を持って行わなくてはならないのだ。
 今回、発生した某社消防シャシのリコール問題はお客様に大きなご迷惑をおかけしている。問題が発生した事は事実であり、大切な事は如何に早く対策を講じ復旧させるかである。
 先ずは、緊急車両である事を認識し早急に対処しなくてはならない。そして、インターフェイスとしての私たちの仕事は、受注者としての責任を認識し、自らが当事者として真摯に対応することである。
 これはシャシメーカーの責任と決して言ってはならない。また、結果だけを報告するのではなく、中間報告を行う事も大切なことだ。常にお客様の視点に立ち対応する事が大切だ。お客様との信頼関係はトラブルが発生した場合に深まるか、損なわれるか決まるのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ