長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

仕事の風と土

 以前にも企業風土という話を記した事があると思う。企業風土の『風』の部分はその時代背景に適応して変わっていくもので、経営の手法や技術等がそれにあたる。
 また、『土』の部分は時代背景に左右されず、これからも変わらない普遍であり不変のもの、すなわち企業理念等がそれである。
 仕事にも『風』と『土』の部分があるとすれば、『風』の部分は営業のスキルや製造の技術の様に常に進化していくものである。
 それでは『土』の部分とはなんだろう。それは当たり前の事、仕事を始める事前の挨拶、打ち合わせ、段取り、報告、連絡、相談、仕事終了後の報告、確認等、スキルの前にある当たり前の仕事のかたちだと私たちは考えている。
 どの様な高度な仕事もこの基本の下にある事は間違いのない事実だ。
 私たちは高度な部分、目に見えやすい部分に気をとらわれがちだが、この目に見えない部分とスキルが両輪として動いて初めて高度な仕事をこなす事が出来る。
 『目に見えない大切な事』、『企業風土』等、定性的な事が、数字や効率化をあまりにも求めすぎた事で薄まってしまった様に思えるのは私だけではあるまい。
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