今必要なのはお客様の視点

　『それは最善か・・』この言葉は以前にブログに記した言葉である。私たちのものづくりは常にお客様の視点を大切にしてきた。それが今の私たちの製造する消防車両の信用を築いてきたのは間違いない。
　それが、今進化しているかを考えると疑問に感じることが最近少なくない。同じ事をやり続ける事は後退している事に等しい。
　確かに、今期の前半はマネージメントが機能しなかった事により生産性が非常に低くく、工程の遅延や効率の低下による労務費の上昇などみられた。
　後半はマネージメントを機能させ生産性の向上を果たすために常務に特命を与え工場に派遣した。お陰で見事に難局を乗越えたが、大切な事が進化しなかった。
　それは私たちが大切にしてきたものづくりの思想である。これはある意味でマネージメントを機能させ、生産性を向上させる事が今回やれた最善の事だったのかもしれない。
　当然妥協は禁物である。もう一度、お客様の視点に立ち私たちのものづくりを見直すタイミングに来ている。
　『それは最善か・・』そして『現状否定なくして成長はありえない』のである。勇気を持ち現状を否定し、お客様の期待に応えるためにも私達は進化しなくてはならないのだ。