真のニーズは何処にあるのか
東北地方太平洋沖地震の被災地は少しずつ復興の道を歩み始めている。この大規模な災害は日本全体の事として捉え、長期に渡った支援が必要だ。
また、被災地への支援物資もこの段階になればニーズも日に日に変わって来ている。必要な物を、必要な時に、必要な量だけ送る工夫が求められている。
こちらの想いだけで行動を起こすと受け入れ先で、大きな労力を必要としたり不要な物の選別に労力が割かれてしまう事も少なくないようだ。
先日、仙台PTA協議会会長さんと話をしていてもその様なお話があった。
話は変わるが、私たちの事業においても、新製品を開発する際に重要なのは、真のニーズがどこにあるのかを掴む事である。こちらの想いだけで事を進めると市場に出てから全く使い物にならないケースも少なくないのだ。
大切な事は現場主義に徹し、お客様や市場の真のニーズが何処にあるのかを高い精度で調査する事である。
これは殆どの事業にも当てはまる。目的をしっかりと設定し、自らの経験から事業を判断すれば部分最適に落ちいる可能性が高い。リーダーは常に現場主義に徹し、枝葉を十分に理解したうえで、全体最適(大局感)で判断する必要がある。
好き嫌いや経験で判断しているようではリーダー失格だ。