長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

国家の一大事・・

 東北太平洋地震は日本全体の製造業に大きな影響を及ぼし始めている。製品そのものが製造出来なくなっている物もあるが、東北地方では製品を構成する部品をはじめ原材料などものづくりに大きく係わる物を製造していた企業が集中していたようだ。
 私たちは間接的にお世話になっていたのだが、その事を知らなかったし、気にもかけていなかった。しかし、今回の震災で様々な部品が入手できない事態に陥る可能性が非常に高くなっている。
 また、首都圏の計画停電は製造業を直撃している。三時間の計画停電で、と思う方もいらっしゃるかも知れないが電気が回復すれば直ぐに生産に移行できるものではなく、生産施設が立ち上がるまでに時間がかかるのだ。
 また、食品製造などは工程が長いため途中で止まると製品が出来なくなることも少なくない。さらに、東北地方は農業、酪農など私たちの食を支えてくれていた。
 それが、壊滅状態であるとすれば食生活自体にも大きく影響する。今は、物流全体が停滞気味だがこれが五月の連休が明けた頃から、社会全体が動き始めるとパニックになるのではないかと考えても不思議ではないと思う。
 そういう意味でも日本全体に影響を及ぼす、国家の一大事なのだ。国民全員で被災地を助け応援する事が大切だ。
 平時の頭で責任はどうするのか、などといっている間は視点が小さい。先ず何を成すべきかを考えなくてはならない。
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