伝統になるまで行なう
企業でいう『伝統』とはその企業の行動、発言、思考など長い歴史の中で慣習化された価値観をいう。この定性的な部分は決算書などから読み取る事は難しい。
この『伝統』は紙に書かれているのではなく、その会社に働く社員の行動、発言、思考等で受け継がれていく。即ち習慣化された価値観を持った社員が毎日の行動の中で当たり前のように行なう事で、その後入社してきた人々がそれを感じて自然とその習慣化された価値観を身に付けていくのである。
当然、『伝統』には良き伝統と悪しき伝統があるが、どちらも社員により脈々と受け継がれていく事には間違いない。
また、『伝統』は長い間に築き上げられるもので、現在私たちも過去からの伝統を受け継ぎ、また今新しい伝統を作り上げている途中なのだ。
今私たちが新たに習慣化されるように行なっている事は伝統になるまで行なわなくてはならないと思っている。
なかなか上手く行かない事も身に付かない事も現在、伝統を作っているのだと考えやり続けるのだと固く心に誓ったのである。