長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

自分の価値観が全てではない

 私を含め、つくづく人間は勝手な生き物だと思う。大体の価値判断基準は自分の価値観であることが多い。問題が発生したら、先ずは原因自分論で考える事が大切だ。
 原因自分論は相手がそうしなくとも、そうする為に自分は何が出来ただろうと考える考え方だ。さらに言えば、それが出来なかった自分に原因を見つけ、今度から自分を改善しようと考える事なのである。
 これはまさしく問題点を解決し自らを成長に導くが、自分が如何に正しいかを主張し、相手が悪い、相手の価値観が間違っていると言っている以上、平行線をたどり、何の解決を見ることも出来ない。
 そこをやり過ごしてもまた、何時も同じところで問題にぶつかりそれを繰り返す。
 確かに、言うは易く行なうは難しであり、自分自身なかなか出来ない事だと承知している。しかし、それを理解している場合とそうでない場合は将来の結果が大きく異なってくる。
 人間社会のルールは共通のものもあるが、大きく言えばお国柄や地域性が色濃く残っているものだ。自分自身が持っている価値観など限定されたちっぽけなものであり、ある意味で自分に都合の良い傲慢な価値判断基準なのかも知れない。
 先ずは人を批判するのではなく、自ら何ができるかを考え、その実現のために努力をしよう。そこに、人間として大きく成長する機会が必ずあると思うのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ