長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

子供の口癖は親の癖

 最近、子供の言葉遣いが気になる事が多くなってきた。特に中学二年生の次女はかなりキツイ言葉を使うようで先生からも言われた事がある。
 何かひとこと言うと『そんな問題じゃない』と生意気にも反論してくる。本当に困ったものだ。良く考えてみると『そんな問題じゃない』という言葉はどこかで聞いたことがある。それは何を隠そう私の口癖だという事にに気づいた。
 会話をしているとついつい論点がどこにあるかを考える癖があるようだ。だから、そこからズレた話になると前述の言葉が出てしまうのだ。
 子供たちの口癖になるくらいだから無意識の様に使っているのだろう。反省しなくてはならないと思ったのである。
 どんな事でも目に見える部分と、そうでない部分は必ず存在するものだ。私たちは目に見える部分ばかりに目をとらわれがちである。人の欠点は目に付きやすい為、そこにばかり目をとらわれ、その部分を何とかしようと思ってしまう。
 でもひとを木に例えれば、虫に食われたり、病気になるのは木そのものが弱いからである。また、それは一部であり全体ではない。木を強くする為には土を豊かにし、目に見えない根っこを育み、全体が良くなる事が必要だ。
 子供たちの欠点に目を向け、その部分を何とかしようと思っても良くならないものだ。全体を大きく見る事で、大きく見えていた欠点は小さく見える様になり気になる欠点では無くなる。様は悪いところばかり見ているとそれが全てのように見えてしまうのである。
 物事は全体を見よう。りんご農家の木村秋則さんが奇跡のりんごを生み出す事が出来たのも狭まった視点を大きく持ったことに他ならないのである。
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