長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

定性が定量を支える

 定性的とは値の大小を、数字を考えずに傾向で表すことであり、定量とは数値を持って表わすことをいう。
 計画は定量化した方が分かり易い事も事実だ。誰が、何時までに、何を、どの様に行い、どれだけの成果を上げるか定量化した方が管理しやすいからだ。
 しかし、定量的な結果を得るためには定性的な事柄が非常に大切なのである。分かりやすく言うと『凡事徹底が数字をつくる』といった方が良いだろうか。
 凡事徹底と数字にどの様な相関があるかはそれこそ定性的な表現になるかも知れない。しかし、大きく関係しているのである。
 例えばお客様の信頼を得る事は数字を作る上で最も大切な事のひとつだ。高度なプレゼンテーションも当然信頼を得るひとつだろう。
 しかし、もっと大切な事は常日頃からの小さな行動の積み重ねだ。挨拶をする、約束の時間を守る、もし遅れそうになれば連絡を入れる。当然の事だが、なかなか他人には見え難い。
 成績の上がる社員とそうでない社員はスキルそのものは大きくは変らない。この、定性的な事柄を当たり前のように行なっているかが大きな差を生むのである。この技術的には誰でも出来るが、習慣として出来難い事を是非意識してほしいものである。
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