長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目標を数値化する

 この夏の電力不足は切実な問題として私たちの身に降りかかると覚悟しなくてはならないだろう。
 先日、東京に出張した際に朝のニュース番組でその日の電力の電気予報なるものが流れていた。その供給量に対して、需要予測を行っているのだ。
 気温と共に電力需要は大きくなる事は過去のデーターからも明らかである。企業はスーパークールビズや省エネ対策で努力しているが、根本的な解決には至らないだろう。
 電球をLEDにする事やエレベーターを一基止める事も大切な省電力対策であることは十分に理解しているが、もっと大切な事は電力会社が明確な省電力の数値目標を示すことだと思う。
 地元の電力会社も節電の要請を企業に対して行っているようだが、精神論ではなく、前述したように定量的に数値目標を示して欲しい。また、企業だけではなく一般家庭の協力なしでは今年の夏を乗りきるのは難しと思う。
 その為にも、『各家庭で60Wの電球三つ分消してください』というように数値化した目標を示せば60W×3=180W/家庭となり、一万世帯なら1800kw節電が出来ることが理解できる。
 定性的な事柄でも、誰でも分かりやすく伝え方を工夫すれば家庭単位での節電効果は高くなるはずだ。
 会社でも問題が発生した場合、『これから起こらない様に気をつけよう』という精神論から『起こった原因を突き止め、再発を防止する為の具体策を明確にし数値化する』事で問題解決が図れるのである。是非、工夫して欲しいものである。
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