長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

夢を諦めない


 バイク(自転車)を始めなければ、きっと観ることも無かったと思う。最近は、好んでBS放送等からバイク(自転車)映像を探しようになった。
 TOUR DE FRANCE(ツールドフランス)の存在は知ってはいたが興味を持って視ることはこれまで無かった。しかし、人間とは勝手なもので自分がバイクを始めるとそれに類する情報には非常に敏感になるものだ。
 今年のTOURはマイヨ・ジョーヌ(最も速かった男に与えられる黄色のジャージ)が初めて南半球に渡った。
 その勝者はカデル・エバンス、オーストラリア北部のカテリーンという人口100人足らずの小さな町で生まれた。14歳の時にTOURと出会い彼はTOURに出場し、凱旋門の表彰台に上りたいと思った。
 それからその夢を実現するのになんと20年の月日が必要だった。一時は彼のキャリアは終わりかけた事もあった。しかし、彼は夢を諦めなかった。万年2位という烙印をメディアにおされ続けた。
 今回のTOURでも最後の最後まで首位に立てなかった。しかし、彼は戦略的に走っていたのだ。首位に立つということは各ステージで黄色いジャージに袖を通さなくてはならず、メディアからの取材は選手に大きなストレスを与える。エバンスは最後までマイヨ・ジョーヌを狙える位置につく事でそれを避けたのだ。そんなに上手く行ったのかは分らないが・・。
 事実なのは万年2位の汚名がオーストラリア人初の勝者という賞賛に変った事と、最後まで黄色いジャージに執着した選手の手に渡ったという事である。
 『多くの勝者の言葉に共通するのは夢を諦めてはならないという事なのである。』
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