長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ドイツ三日目

 今朝は昨日と打って変って気持ちの良い秋空が広がった。気温も高めで日本の秋のような気候だ。
 昨晩宿泊したホテルは施設は非常に古いが大切に使用されており、物を長く大切に使うというドイツ人の気質を伺う事が出来る。
 さて、ミーティングもほぼ順調に終わり、残った事項についてさらに今日の午前中ミーティングを行う事になった。感覚的には日本人に近いもがありコミュニケーションは取り易い。但し、如何ともしがたい語学力が悩みの種ではあるが・・・
 ランチを頂いた後、次の宿泊地に向かう。ここは城壁に囲まれた中世の街並みが残っており、新しいものと古いものが融合している。


 また、世界で最古で最も高い教会が街のシンボルとなっている。高さが165m、完成までに500年の歳月が費やされている。今の様にクレーンなどの重機が無い時代に人の手によってつくられたのかと思うと気が遠くなる。
 宗教の力は何時の時代にも人に奇跡のような力を与えるのである。また、ひと二人がやっと交差できるような螺旋階段を延々と上るとその天辺まで上る事が出来る。
 まさしく登山をしている感覚で一歩いっぽ上ると眼下に自然と調和した街が小さく見える。
 私たちは自らの生活環境の中で豊かさという概念をつくって来たが、ここではその概念を根底からくつがえされる程のインパクトを受ける。
 豊かさとは・・幸せとは・・人生とは・・多くの哲学者はこんな環境の中で様々な事を考え、私たちに大きな示唆を残してくれたのである。
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