長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

国家を意識する機会


 先日、ロータリーエクスチェンジプログラム(交換留学制度)に参加している学生から日本の国旗を送って欲しいというリクエストが来た。
 留学先で様々なミーティングや事業に参加すると他国からの交換留学生は自国の国旗を持って参加しているという。
 私が子供の頃は国の休日には必ず家の玄関先に国旗を掲げたものである。当時は国の祝日を『旗日』といったものだ。
 最近では国の祝日に国旗を掲げる家はとても少なくなったように思う。いや、国旗その物を家に持っている人の方が少ないのではないだろうか。
 日本は島国の単一民族国家であることで、あまり国家その物を意識していないのではないかと思う事が少なくない。
 ヨーロッパなど陸続きの国では移動の際、必ず国境を意識する事になる。また、過去の歴史からも侵略し、侵略された歴史を持っている。特にアメリカでは幼い頃から胸に手を置き国家に忠誠を誓う事を教育される。
 考えてみるまでもなく、日本国あっての私たちの生活なのだ。海外から日本を見れば、日本人である事に誇りを持ち、それを意識する機会が少なくとも幾度はあるものだ。
 今まさに他国の交換学生の中で自らの立ち位置を考える事は語学研修以上に大きな機会であると思うのである。
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