問題の本質を見極める
毎日の業務の中で様々な問題が発生するが、解決を図る際にマネージャーは問題を表面上で捉えるのではなくその本質を見極める事が大切だ。
先日も納入段階で消防車両に欠品や一部手直しが発生した。私たちは今期、完全納車を目指し様々な改善を行ってきた。しかし、それでも今回、完全納車が出来なかった。
その原因は何なのだろう。検査の仕組みに問題があるのだろうか・・または検査をする人員が不足しているからだろうか・・その何れも表面上の現象に他ならない。
私たちは往々にして、表面上の非常に浅い部分しか見ていない事の方が多いのだ。
検査項目になかったから発生したのだ、だから検査項目を追加をすれば良い、また、人員が兼務をしているから、人が足りないから、などと言うのもその最たるものだ。
問題の本質を見極めない限り、検査項目を追加しても、人員を増やしても同じ問題が発生するのは明らかなのである。
マネージャーは先ず、問題の本質を見極めて欲しい。そして、それを打開していく為に考え、素早く実行に移すのだ。これこそマネージャーの腕の見せ所である。