ものづくりは思想
ものづくりは技術と思想が一体となってはじめて目標を達成できる事は間違いのないことである。
技術の定義は様々だが、そのひとつはものを加工し、かたちにする為のテクニックであり、それをコントロールするのが思想なのだ。
どの様な方法で作るか以前に必要なことは、何故そうするのかというものづくりの思想なのである。
かたちには意味があり、意味のないかたち等あり得ない。
特に私たちが生みだす消防車両は常に人命と隣り合わせの環境で使用される事を肝に命じて欲しい。
逆の視点で言うなら思想なしにものづくりをすれば大きな過ちを招く事になるのだ。
コストダウンとは機能を満たし、最大の効率でものづくりを行った結果である。決して、機能と同時にコストを落としたものをコストダウンとは言わない。
どうして、そうするのか今一度考えて欲しい。
それは機能を考え抜いてできたかたちか。
現場ではどう使われるか。
そして手間を惜しまない事だ。
私たちのものづくりはいつの時代でも普遍であり不変なのだ。