人の見ていない所で努力する・・人の見ていない所で手を抜く・・

　東京で仕事をしている時、上司に『白鳥の様に頑張れ・・』と言われた事がある。
　『白鳥は優雅だろう、水面をスイスイと泳いでいるように見えるだろう、でも水面下では必死で足を動かして前に進んでいるんだ・・』
　今では良く形容される言葉だが、当時はなるほどと思ったものだ。確かに仕事が出来る先輩は人が見ていない所で必死に努力をしていた。同期や後輩も仕事が出来る人は例外なくそうだった様に思う。
　反面、見える所では一生懸命仕事をしていても、人の見ていない所では手を抜く人はいつの間にか会社からいなくなっていた。
　どちらも自らが選択できる事で、人から与えられる事ではない。また、どちらが成功するかと問われれば誰もが前者だと答えるだろう。
　知っている事とやっている事、そして出来ている事は全く違うがそれが出来るか否かが人生を左右する。
　三割打者と二割打者、ヒットの数は十本に一本の差だが、結果は大きく違う。誰でもできる事を誰にもできないくらい努力してみよう。必ず変化する事を体験できるはずだ。