全体を見せ欲しい
2012年の来年度予算案が閣議決定された。一般会計では90兆3339億円と昨会計対比では2.2%減だが、復興予算を特別会計とし、基礎年金国庫負担分を計上していない。
したがって実際の歳出は96兆6975億円と昨会計年度を大きく上回る予算となっている。
また、その財源は税収、税外収入45兆7899億円、44兆5440億円は国債発行となり歳入の49%が借金という状態である。
当然構造は全く違うので単純に比較は出来ないが、先ず民間企業では考え難い。また、だから増税だと言いたいのだろうが、歳出の中身がよく見えない状態では納得できない国民が多いのも事実だ。
先ずは不退転の決意でやるべきは国家公務員法の改革と議員定数の削減など、自らの身を真剣に削ることからだ。
そこを、曖昧にして増税ありきは考えられない。更に3%、5%増税の根拠も全くといってよいほど説明がない。まさに、国民からはなにも見えないのだ。
たぶん政治家の皆さんにも見えている様で見えていないのだろう。企業でもこのような状態が続くと同じ問題を繰り返すものだ。
先ずは私たち国民に全体像を見せてほしい。