長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市消防出初式

 今も昔も出初式が消防の一年のスタートである。石川県内でも各地で消防出初式が行なわれており、今日は金沢市消防団出初式金沢城公園で開催された。
 今年は天候に恵まれた上、この所の雪で会場は雪景色である。まさしく金沢らしい消防出初式だった。
 毎年、弊社からも社員が総出で裸放水のサポートをさせて頂いている。特に、水利部所した場所から放水ポイントが見難いため、落水しても機関員が確認し難い為だ。今年も多くの皆さんが出初式の見学に来ていた。

 厳かな雰囲気の中で式典がとり行われ、その後加賀鳶はしご登りが披露された。梯子登りは明治二年に金沢に召し寄せられた江戸の大名火消し『加賀鳶』38人が金沢に伝えたもので300年の伝統がある。
 また、消防団が梯子登りを行なうのは全国的に見ても珍しく、その殆んどがとび職によって今に伝えられている。
 昨年は梯子からの落下事故などから今年は安全対策として安全帯の装着が義務付けられた。これに関しては賛否はあるが決まった事はしたがわなくてはならない。

 また、私自身は本件に関してコメントする立場には無いが、あくまでも一般論として『責任論』と『あるべき論』で考える事が大切だと思う。民間企業でも大切なのは『どうあるべきか』であり、『責任論』と論点がすり替わりやすいのである。
 『どうあるべきか』を実現できなければ、それが実現できるまで大きな決断をするのが私達トップの責任だと私は思っている。
 ただ、何があろうとも今年の梯子登りは勇猛果敢に行なわれた事は事実であり、緊張感の中で事故無くやり遂げた分団の皆さんには心から敬意を表したい。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ