長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

専用設計と非効率


 今日の金沢は雪も小康状態だった。久しぶりの青空も顔を覗かせ、冬の晴れ間を少しだけ楽しんだ。
 近所の皆さんが一斉に除雪作業を行ない道路はとても綺麗になった。出来るところは市民の手で行なう事は金沢方式と呼ばれ公民館の運営や消防団の車両の更新などがその代表例だ。
 自治という言葉は自らが治めると書き、その実践のひとつが金沢方式だと思う。税外負担だという声もあるが私はすばしい仕組みだと思う。
 さて、今日は滋賀県からお客様が工場見学にお越しになられた。私たちの工場はとても小さく、イタリアで言えばカロッツェリアのような存在だ。
 見て頂けるところはとても少ないが、消防車づくりの哲学や社員一人ひとりの思いは伝えられると信じている。
 私達は一分一秒を大切にしたいという思いから専用設計車両を製造してきた。しかし、専用設計車両をつくる事と非効率は全く別の問題だ。
 専用設計車両をお客様に提供し続ける為には効率を高める事が重要なのである。今日はお客様にご説明を申し上げながら再認識させられた事も多い。
 私たちの存在価値は専用設計車両をつくる事にある。気付きを頂いたご縁に感謝したい。
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