長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

国防とは軍備だけではない

 日本の食料自給率は昭和40年代には73%の水準だった事を知っているだろうか。わずか50年の間に食料自給率は40%を切る所まで来てしまった。
 昨年発生した東日本大震災では日本の食糧供給の要であった東北地方の農業が壊滅的な打撃を受け、さらに食料自給率が低下する事になるだろう。
 政府は2020年までに食料自給率を50%まで向上させることを目標としているようだが今回の事でそれはかなり難しくなったのではないだろうか。
 私たちは国防といえば軍事力と思ってしまいがちだが、国防の観点から見ても食料自給率は非常に重要であることは察しがつくと思う。今の日本は輸入によって豊かな食料事情となっているが、東日本大震災を始めとした大規模な自然災害が起こった時は、コンビニエンスストアーやスーパーの棚から食料が消えてしまったことは記憶にあたらしい。
 すなわち、今の日本の食料自給率は国防の観点から見ても現在非常に危険な状態にあることは想像に難くない。一朝一夕には自給率を上げる事は出来ない。国策をもって食糧事情の改善を行なう事は急務だと思うのは私だけではないだろう。
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