長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちの企業の社会的使命とは

 私たちの仕事は自動車や電気産業のように決して花形産業だとは言えない。少し前にご縁を頂いた会宝産業の近藤社長は自分達の産業を『静脈産業』だと仰られていた。
 その対義語は『動脈産業』であり、新たなものをドンドン生み出す産業の事と定義されていた。
 近藤社長は、『動脈産業』で新しいものを生み出したらその後はどうするのか、と考えれば自らの社会的責任が見えてくると仰っておられる。
 作り続けたものは何時の日か寿命を迎え廃棄物となる。それを処理し、さらに付加価値を与え、社会に還流する事で新たな資源として生まれ変わるのである。そして、さらにそれが寿命を迎えたときの事も考えておられる事に感銘を覚える。
 前述したように、私たちの仕事も決して花形産業ではないが、必ず必要であり、その時には国民の生命財産を守る事ができるのだ。
 身体でいえば普段は決して表には出てこないが生きる為には必要な肝臓や免疫のような機能だろうか。
 これからの時代は仕事を通じて全世界の社会問題の解決に取り組むことがそれぞれの企業に与えられた使命であり、その視点から見れば私たちの企業の社会的使命は何であるかが見えてくる。
 今日、頂いた機会を生かし、私たちは世界の人達に貢献することが出来る企業を目指すのだ。
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