長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

考え方の規則性

 以前にパブロフの犬について書いた事がある。旧ソビエト生理学者イワン・パブロフはベルを鳴らしてから犬に餌を与える続けることで条件反射を発見した。その犬は餌を与えなくともベルを鳴らすだけで唾液を出すようになった。一定の条件を繰り返す事で頭で考えなくとも反射的に生理現象を起こすようになったのである。
 以降は条件反射とは異なるが、ピアノを引き始めの頃は鍵盤を見ながら引いている事が多いだろう。しかし、繰り返し練習をする事で鍵盤の位置を確認しなくともそれを引く事が出来るようになる。
 どの様なスポーツも最初は基本を繰り返し練習する。それはそのスポーツに必要な基本形が頭で考えなくとも自然と出来るようになるまで繰り返される。
 どの様な事も繰り返し行う事で頭で考えなくとも自然にできるようになる。
 仕事でもしっかりと基本を身につけ正しい事を繰り返す事で、問題が発生した場合に正しい対処が出来るものである。実は問題を繰り返すのはこの正しい考え方の規則性を身につけていない事が少なくない。
 やはり、仕事においても基本は大切である。
 家庭教育での繰り返しは子供たちに良い生活習慣を与える事が出来るか否かを決定する。長い時間の中で良い習慣を持った子供たちは社会に出てもその習慣を元に正しく考え成長することが出来る。
 考え方の良い規則性は社会に出ても繰り返す事で身に付くはずだ。ともすれば嫌な役回りになるかもしれないが、それが出来上がるまでやって見せ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやることが大切なのだろう。山本五十六の言葉が脳裏に浮かんだ。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ