長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

このままではそこそこの国になってしまう

 今朝、確定申告の打ち合わせに税理士が弊社にやって来た。一通り説明を聞き唖然としてしまったのである。先ずは、いつの間にか大きな増税になっている。
 特に子供手当ての支給を前提に扶養控除が廃止された事は分かっていたが、その部分だけを取ってみても大きな負担になる。さらに、ある一定の所得以上は子供手当すら廃止される議論がなされており、その影響は大きい。
 今の税制度では夫婦共働きでそこそこ働き、そこそこの所得を取っている方が実質手取り収入が多くなる計算になる。すなわち、高いモチベーションを持ち大きなリスクを背負い、一生懸命付加価値を生み出す人が大きな負担を強いられる仕組みだ。
 この状況を見ているとローマ帝国の崩壊を思い起こす。それは『無償のパンとサーカス』や自制なき権利を要求し、活力無き『福祉国家』の道をたどった結果ローマは内部から崩壊したのだ。
 今日の日本は先達が大きなリスクと責任を負いつくり上げてきたのだ。事業を発展させるにはリスクはつきものであり、リスクを取り、付加価値を創造し、社会に貢献する事で日本は発展してきた。
 高い使命感の下で起業し事業を行っている皆さんは何があろうと正しい事を行うと信じているが、そんな人たちが報われる社会システムの構築を望みたい。
 真の平等とは全てが一律ではなく、努力に応じた差を認めることだと言うことを民主党の政治家の皆さんに声を大にして申し上げたい。政治家は国の経営者であることを認識し、経営するとはどういうことなのかを理解すべきである。
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