長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

プライドと現状否定

 現状の延長線上で物事を考えている間は大きく成長することは難しい。自ら現在やっていることを否定して初めて前に進む事が出来る。
 特に労力を費やした事をダメだと思うことは非常に勇気のいることであり、誰でも現在自分のやっていることがダメだとは思いたくはないものだ。
 しかし、大きく視点を変え成長する為には現状否定することが不可欠である。では、何故現状否定が難しいのだろう、そこには人間の自尊心が見え隠れする。
 私ももちろんそうだが、自分自身のやっている事を視点を変え、これで良いかを自問する事はある意味自己否定をすることから始まるのだ。
 それは、自分自身の自尊心との戦いなのかもしれない。
 事業でいえば大きな投資を行い、進めてきた事がうまくいかない時、もう少し、もう少し、と追いかける事で判断が遅れ大きな欠損を出す事が少なくない。
 いくら大きな投資をしても、勇気をもって判断する事が後々企業を救うことに繋がる。この判断は難しいがプライドをすて、冷静に現状否定を行い次のステップにエネルギーを投下する事が大切なのだ。
 以前、敬愛する経営者からこんな事を言われた事がある。『右手に見栄、左手にプライド、それを下して初めて目の前の成功を掴む事が出来る』
 考えさせられる言葉である。
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