長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今期を振り返る

 私たちの決算月は4月であるので、今日が今期最終営業日となる。
 昨年の3月11日に発生した東日本大震災は日本の製造業に大きな影響を及ぼした。ものづくりは決してひとつの企業で成し遂げられるものではなく、多くの企業が自らの責任を全うする事で成し遂げられる。
 サプライチェーンという言葉のように全てが繋がっている事を認識させられた。私たちもその影響を受けたと同時に、製造現場の仕組み、管理体制の早急な見直しを迫られた。
 私たちはものづくりを進化させる為に大きく舵を切りはじめたのだ。また、仕事の川上から川下まで澱みなく仕事が流れて行くためには、それぞれが責任を全うする事は勿論だが、全体の仕組みを見直す必要がある事も理解した。
 一言で言えば『大きな気付きを得られた年度』と言えるだろう。成長するには気付きが必要だ。また、気付く為には常に現状を否定する勇気を持てるかがカギなのだ。
 私たちは多くを語って来た。しかし、多くを実行できなかった。それが全てだ。
 社員の皆さんは本当に良くやってくれたと思う。反省すべきは私を含めた経営陣である。不言実行より有言実行が難しい。
 毎年、期末最後の日は何やらほっとする気持ちがあったが、今年は緊張感に包まれている。
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