長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

不完全への挑戦

 私たちの企業では今日から新しい期がスタートする。早々、中途入社の面接を行ったのだが、その一人は入社当時を振り返り、ほうきと塵とりで一日工場内の掃除をさせられたと言っていた。
 掃いても掃いても、舞った塵が落ちて来て、暫くすると埃が床に溜まってしまう。それを工場長が見つけ、『ここが汚れているから掃いておけ』と言われる事が繰り返されたそうだ。
 躾、整理、整頓、清掃、清潔は生産現場の基本だ。しかし、それを行うのは簡単ではない。
 それ程、工場の中を清潔に保つことが出来るのは、その会社の伝統だと感じた。それを厳しく連綿と受け継ぐ事が出来る良い風土があるのだ。
 小さな事でも決して良しとせず、正しい事を正しく行える躾が行き届いている。したがって、その企業のつくり出す製品の品質の高さは見なくても分かるものだ。
 こんなことを何度も書き記している事に自らの企業の課題が見え隠れする。凡事徹底、当たり前のことを当たり前に、今期もこの不完全に挑戦し完全を目指続けるのである。
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