長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

アイデンティティを受け継ぐ

 ジェットラグ(時差ボケ)は歳を重ねるごとに酷くなり、毎日三時間半の睡眠ではさすがに体に堪える。
 仕事の取引先の社長から『今日の夜、新型ポルシェ911の発表会があるから行かないか』と誘われ、眠い目をこすりながら出かける事にした。
 自動車を開発した国であるドイツから全世界に車は広がり、未だに世界経済を牽引しているのは自動車産業だと言っても過言ではないだろう。デザイン大国ドイツでは自動車メーカーのアイデンティティがとても明確であり、数十年前のそれも一目で『何か』を理解する事が出来る。

 今回発表された新型ポルシェ911もその例にもれず遠くから見てもポルシェはポルシェである。未来に向けどうあるべきを考えながら、そのアイデンティティを連綿と受け継ぐ事は簡単ではない。
 それが、一時的に経営に影響を与えようともアイデンティティを守り切る姿勢には彼らはどうあるべきなのか、という理念と長期的な展望がその基にある様に感じてならない。
 私たちにも連綿と受け継がれるものづくりの理念があり、道に迷いそうになった時にはそれが正しい道を指し示してくれるのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ