摩擦を恐れない

　環境の変化に柔軟に対応した哺乳類は氷河期を生き延び、現代に進化を遂げたといわれている。様々な説はあるが恐竜は冷血動物であったが故に環境の変化に対応する事が出来なかった。
　確かに恐竜は力が強く、食物連鎖の頂点に立っていた。しかし、強いものが生き延びたのではなく環境の変化に対応できたものだけが生き延びたのである。
　今私たちを取り巻く環境は大きく変化し、そのスピードは速すぎるといっても良いだろう。多くが生き延びる為に変化しようとするが、組織もそれに所属する人間も変化する事に大きいストレスを持つものだ。
　変えようとした時このストレスが作用しなかなか変わっていく事が出来ない。当然の様に大きな摩擦が発生するがそれを恐れた時、何も変わらなくなってしまう。
　摩擦を恐れてはならない。変えなくては存在することが出来なくなる時代がそこまで来ている。緊張感を持とう。私たちは覚悟して進んでいかなくてはならないのである。