長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

知識があるから知恵が生まれる

 PTAの活動をしていた時、良く耳にした言葉のひとつが『子供たちに自分で考える力を身につけて欲しいと』という言葉だった。
 私も含め多くの親は子供たちが主体的に考え行動する能力を身につけて欲しいと願っているのだろう。
 知恵とは基本的な知識を学び、様々な経験を蓄積し、それを組み合わせる事で生まれるものと思っている。とすれば子供たちが考え力を身につけるためには先ずは基本を学ぶこと、そして様々な体験をする事が大切になってくる。
 会社でも自ら考え行動する力を求められている事は周知の通りであるが、その様に人材が育つためには先ずは基本業務に関して自らが学び、毎日の業務の中で上司から的確な指示を受け、行動する経験の中から価値判断基準を学ぶ事が必要だ。
 その前提を無くして、いきなり考える環境を与えても仕事がうまく進む事は難しい。人が育つか否かは、自らの学びの姿勢と上司からの価値判断基準を日々の業務から学ぶこと、すなわち的確な指示を上司が与える事が大切なのである。
 マネージャーは仕事のストーリーをイメージ出来ているだろうか。仕事が進まないのは全体のイメージを上手く掴んでいない事や、今できる事を明日に延ばしている事が多くの原因だ。
 俯瞰的な視点を持ち、全体のスケジュールをもう一度見直して欲しい。成功へのストーリーは出来上がっているだろうか。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ