長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

先達の偉業・・・黒部川第四ダム

 毎年、この時期になると金沢ロータリークラブの職場見学会が開催される。今年はクラブメンバーである北陸電力石川支店長のお世話になり、関西電力黒部川第四発電所を訪れた。
 宇奈月側からトロッコ電車に乗り欅平駅に向かう。途中の黒部渓谷の景色は、紅葉にはまだ早いが筆舌に尽くし難い美しさだ。
 一般客は欅平駅が終点だが、私たちはそこからさらにトロッコ電車に乗り黒部川第四発電所に向かう。途中、耐熱車両に乗り換え、小説にもなった高熱隧道を通過するが、いまだにトンネル内は高温で強烈な硫黄の匂いが漂っている。

 ここを掘り進むには壮絶な戦いがあったと聞く。先達の血のにじむ様な努力で高熱隧道を突破したのである。そして、山をくり抜き全ての施設が地下に建設された黒部川第四発電所を建設したのである。
 地上で建設するのも大変であろう、巨大な発電所を地下をくり抜いてつくる等、言語を絶する苦労があったに違いない。

 また、多くの作業員が一年中電力の安定供給の為に日夜発電所の維持管理を行ってくれている。昨今、電力会社といえばやり玉に上がっているが、私たちの生活は電力の安定供給の下にあることは事実である。
 そして、その為に多くの人たちが黒部の厳しい自然と格闘し、その使命を果たしてくれていることに感動を覚えた。今日は日頃、見えない部分を見ることが出来た事で様々な事を理解する事が出来た。関係者の皆さんに心から感謝申し上げたい。
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