問題を問題として認識する
例えば、100の問題が発生しているとすれば、私たち経営者が認識している数は一ケタにすぎないだろう。
なぜなら現場が問題を問題として認識していない可能性が高いからである。
約束の時間に間に合わなかった、見積もりを約束の期限に提出できなかった、違う品物を納品した。
現場では違う部品を取り付けてしまった、加工をミスした、設計が間違っていた・・等、その場で解決できる事を問題として認識せず、さらにその本質を突き止めることなく、その場だけを処置してしまう事で、かたちを変えて問題が再発してしまう。
また、それは問題として認識されていないため報告されない事が少なくないのだ。
したがって、経営者を始めマネージメント部門が気がつかず、私たちが確認した時は取り返しのつかない事態に進展している事が多いのである。
先ずは小さなことでも問題を問題として認識し、報告できる環境を整える必要がある。
叱るならミスした事を叱るのではなく、報告しなかった事を叱るべきなのである。
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