長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

形骸化していないか

 常に最終着地点をイメージして仕事をしているだろうか。仕事はこなすのでは無く、結果をイメージして進め、結果を出す事が大切だ。
 私たちの仕事のひとつに消防設備の保守業務があるが、これも点検を行い、終わりではない事は承知している事と思う。消防設備の維持管理は建物のオーナーに課せられた義務であり、これを怠る事は人命を守る観点から見ても許されることではない。
 今年の5月13日に発生した福山でのホテル火災事故はまだ私たちの記憶に新しい。このケースは建築基準法、消防法に違反した建物を長期間放置した事が大きな被害に繋がった。
 私たち消防設備士は消防設備の保守点検をすればそれで終わりではないのだ。その結果を踏まえ、改修工事等の提案を建物のオーナーに対して行い、実行する事が大切なのだ。
 点検報告書を所轄消防に提出し、それで仕事が終わったと思っていないだろうか。かたちだけの点検業務は何の意味も持たない。
 不備を放置した結果をイメージできれば私たちが大きな責任を担っている事を理解できるだろう。その使命感と責任感が有事の際、人命を救う事に繋がることをもう一度確認して欲しいのである。
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