基本に忠実に
消防車両の高度な車体設計、加工技術を支えているのは、高度なCADシステムや工作機械だけではない。
それは、設計の基礎であり、基本的な加工技術なのである。昨今、消防車両も非常に高度な要求が少なくない。
CAFS、サイドプルシステム等、それは多岐にわたる。しかし、それらの複雑な機構を支えているのは重ねて申し上げるが設計の基礎、基本的な加工技術なのだ。
私たちは目の前の大きなものに目を奪われ、基礎と基本を忘れてはいないだろうか。それを軽んじる事は後に大きな問題を内在することになる。
トラブルの殆どが精密な加工が出来ていない事や、難易度が高い組み立てそのものの問題ではなかったはずだ。
なんでもない当たり前の設計に問題があり、なんでもない組み付けを正確に行っていないことが大きな問題に発展していくものなのである。
基本に帰ろう。当たり前のことを当たり前に行おう。先ずは、躾、整理、整頓、清掃、清潔からだ。使った工具は元に戻そう。作業の後は清掃を行おう。お互いに相手が知っているだろうと思っても、さらに声をかけよう。
誰かがやってくれるはずだ、という無責任、依存体質から脱却しよう。基本に忠実に作業を行っていこう。
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