長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

空の仕事人


 何時ものように、東京への往復の航空機の機内は読書の時間である。何か面白い文庫本はないか探していると、こだわりを持ってつくられる『モノ』の特集が組まれた雑誌を見つけたのでそれを読むことにした。
 その雑誌には2ページほどを割いて、空の仕事人、すなわちジェット旅客機の訓練教官の特集が組まれていた。パイロットになることすら困難な中で、そのパイロットを育てる訓練教官とはいかなる人物なのかとても興味があった。
 とても印象に残ったのは、訓練教官になるためには確かに様々な飛行技術やフライト経験などが必要だが、それ以上に後輩を育てるという気持ちと責任感が必要だ、と書かれていたことである。
 人を育てるという文化が今の私たちの企業には大きく欠落している。自分さえ良ければという風潮が根強く残っている。企業は次の人が育たなければ間違いなく潰える。
 それは、多くの企業が直面している現実がある。人を育てる文化を醸成する必要性と強く感じるのである。
 さて、今日のフライトは恐ろしく揺れた。上空にある冬型の気圧配置によるものだろう。特に小松空港上空には大きな雷雲があり、それをやり過ごす為に上空で待機を強いられた。
 様々な訓練を受けたパイロットの技術を信じながらも、生きた心地がしなかったのは私だけではあるまい。
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