長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

別注堂

 皆さんは別注堂というショップをご存知だろうか。これは従来からあるブランド製品にちょっとした加工を施し、オリジナルのブランド製品を開発し、販売しているWEBショップである。
 この手法は、BEAMSなどが有名ブランド品のBEAMSオリジナル製品を開発して販売していた事から、特別目新しい販売方法ではないと思うが、ブランド製品がさらに希少な付加価値を与えられる事から、消費者の購買意欲をそそり、静かなブームとなっているようだ。
 ブランド品とは特別なものであり、誰もが持てない事が、ある意味での付加価値であり、それが例え高価であろうとも買おうとするのが人間の習性なのかもしれない。
 別注堂はその人間の習性を上手く掴んでいると思う。
 戦前の日本のものづくりは非常に手が込んでいたが、丈夫でそれを修理しながら長く使ったのである。しかし、戦後アメリカの大量生産、大量消費のものづくりが日本に上陸し、日本の修理して長く使うものづくりの文化が消滅してしまった。
 私たちのものづくりも、まさしく専用設計であり、お客様の視点でものづくりをしてきたのである。
 多分これからの日本は、これまでのように大量に消費する時代から、良いものを長く使う文化が戻ってくるような気がしてならない。
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