長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

営業の基本は不変

 私に営業のイロハを教えてくれたのは前職でお世話になった営業部の課長だった。技術職として、生産設備の省力化や様々な案件の開発を行って来たが、営業職に転属となった時、営業の事は全く分からなかった。
 また、営業に転属した時は無から有を生み出したり、困難な事を技術で解決していく事に面白さと誇りを持っていたことから、営業職への転属は納得がいかなかったものだ。
 しかし、いくら優れたモノを開発しても、優れた製品力だけでモノが売れることはあり得ない。やはり、そこにはモノを売るための戦略、戦術、そして営業の強力な行動力が必要だ。
 インターネットやメールが発達しても、営業の基本はお客様を訪問し、人と人とのコミュニケーションを深める事だと私は信じている。そこにはメール等でのコミュニケーションには無い深い繋がりがあるのだ。
 弊社でこの基本を大切にし、忠実に実行している営業はほんの僅かである。長い経験に培われた営業としての感には驚く事が少なくない。これは、知識ではなく経験から生み出される知恵なのである。知恵は、参考書を読んでいても身に付かない、営業としての基本を忠実に実行し、経験を積み重ね、そこから掴みとるしかないのだ。
 日本の高度経済成長を支えた、敏腕の営業マンが日本社会から去る日はそう遠くない。経験の浅い営業マンは彼らが何を考え、どの様な行動をしているのかを掴みとって欲しい。
 そこには表から見え難い地道な努力と、当たり前の事を正確にこなす意志の強さがあることに気づくだろう。
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