長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

また出会えた


 もう出逢えないと思っていた。メルシャン軽井沢醸造所が醸造したビンテージウイスキー31年に出逢ったのは軽井沢のバーだった。
 メルシャンと言えばワインというイメージが強く、ウイスキー醸造していると事を知ったのは今年の秋だった。
 12年から31年まで、メルシャンがキリンに買収されるまで、軽井沢醸造所でこのウイスキーは造られていた。もうこれで最後です、と言ったバーテンダーの言葉が妙に耳に付いた。
 あれからインターネットで調べたりしたが先ず、手に入れる事は難しいだろう。きっと、これで飲む事が出来ないと思っていたのだが、今日、ふらりと入った先斗町のバーで軽井沢醸造所のビンテージ31年に出会う事が出来たのだ。
 シェリーの樽で31年間寝かせ、一切の加水をされず、樽からそのまま詰められたそれの芳醇な香りと、強力だが、とろけるような口当たりは一度飲んだら忘れられない。
 私はお酒はあまり得意ではないのだが、これだけは別格だ。こんな素晴らしいウイスキーをつくる事ができる醸造所が、日本から消えてしまた事はどう考えても惜しいと思う。きっと、ジャパニーズウイスキーのファンはメルシャンの復活を願っているに違いない。
 軽井沢醸造所ビンテージに出逢えた事もご縁だと思うのである。
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