長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

問題意識と視点

 問題を顕在化させる、問題の可視化、問題の認識など呼び方は違うが基本的には目指すものは同じだ。ものづくりにおいて、素晴らしい設計技術や製造技術を持っていても問題意識が欠落していると良いものをつくり出す事は出来ない。
 図面通りにものをつくる事は確かに基本中の基本であるが、特に私たちの様な一品生産では、そこに問題意識を持ってものをつくる場合と、全く何も考えず、ただものをつくる場合とでは出来上がる製品の品質や、将来の成長にも大きな差となって現れる。
 それは何故か、ものづくりは常に完全を目指すが、完全を実現する事は非常に難しい。常に不完全を完全に近づける為に私たちは努力しているのだ。すなわち、問題意識を持つ事で気づき、それを解決する事で目標に近づく。
 ものづくりとは図面通りに実行するだけではなく、常に問題意識を持ちながら行うことで進化するのだ。
 これは、すべての業務においても等しく言えることだ。私たちの経営理念の中に『現状を否定し、よりすぐれた製品とサービスを提供する』という一節があるが、現状を否定するとはまさしく、問題意識を持つ事に等しい。
 どれだけ高いスキルを身につけているかではなく、問題を問題として捉える事が出来るか否かが成長の鍵なのである。自らに反省。
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