不連続の連続

　三月の年度末を間近にして、メイン工場である高柳工場の中は一時のけん騒から解放され静かになって来た。当然の事ながら後工程はまだまだ戦争状態だ。
　本年度、多くの問題を抱えスタートしたが、改善活動はどこまで進んだのだろう。やるべき事が分かっているにもかかわらず、進まない事があるとすれば何が原因だったのだろう。
　分からない事や、理解できなかった事もあったかもしれないが、分からない事を放置しては問題の解決を見る事は出来ない。分からない事は、分かる様に努力すべきだ。放置してはならない。
　年度の目標を設定する事は大切な事だ。年度という視点で一年を見れば確かに不連続だが、企業活動はその不連続を連続させる事の積み重ねである。
　経営とは結果を受け入れる事ではない。未来を予測し、そのプロセスの実行に全力を尽くす事である。結果とは過去であり、未来とは計画である。連続性を集約、整理し、新たなスターを切るのが創業７９年目の年に成すべきことである。

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