長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちのアイデンティティ

 私たちは何者であり、何をなすべき企業なのか。創業者は何を考え私たちの企業を創立したのだろう。私は会社の代表に就任した時、先ず私たちのアイデンティティとは何なのかを考えた。
 そこに私たちの原点があり、それを知る事が私たちがこれから進むべく道を示してくれると考えたからだ。
 創業者は幾つかの言葉を残しているが、その中でお客さまの技術的な要望に対して、『世の中には難しい事はあるだろう、しかし出来ないことなどめったにないものだ。だから決して出来ないと言ってはならない』と言ったという。この言葉は長野イズムとして連綿と受け継がれてきた。
 この言葉を深く掘り下げると、お客様が消防車両を使用する場所は非常に過酷である。だからこそ、お客様の為にものづくりをせよ。そして私たちのものづくりの理念である『人の命を救うために、自分の命をかける人たちのために』に繋がるのだと思う。
 さて、これまで私たちは、これらのアイデンティティを受け継いできた。しかし、これからは受け継いだものを整理し伝える仕組みを構築する必要がある。
 それには膨大な時間とマンパワーがかかる事は承知の上だ。しかし、これをやりきらねば企業としてのアイデンティティは何時かは潰えてしまう。今がその時だ。次の創業80年に向けて成すべき事は明白である。
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