長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

石村順吉先生の教え

 『気づいた事は直ぐに実行しないと心の負担になってくる』
 学生時代の恩師、石村順吉先生は晩年、熱心に般若心経を写経し、その一番最後にこの言葉を書き記していらっしゃった。故人になられた事を知らず、二年ぶりに自宅を訪ねた時、私にその写経を託してくださっていた。
 時間に追われてはならないと言いながら、最近仕事に追われている自分に気づく。ある、お客様からの個人的な頼まれごとも、処理しなければと思いながら延びのびになっていた。
 今日も処理できなかったと思う事が、まさしく心の負担になって来ている事に気づく。頼まれごとそのものが難しい訳ではなく、それを延ばし延ばしにしている、自分の心に問題があるのだ。
 そして、ついにその約束は果たす事ができなくなってしまったのだ。約束していたお客様が急な事故で先日他界してしまった。悔やんでも悔やみきれず、石村先生の教えを守っていればこんなことにはならなかっただろうとつくづく思う。
 時の流れは無限だが、人の時は有限だ。時間を大切にするという事は、やるべき事をやるべきタイミングで実行する事に等しいのだ。多分私に何かに気づけと言っているのだと思う。つくづく私は心が弱いと思うのである。
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